kuu & maa

この星と月が隣り合うように、いつもそばにある本のこと(書評)を記します。

はじめましての御挨拶

はじめまして。

こちらは書評ブログ「kuu&maa」です。

大好きな本にまつわることを、ゆっくりのんびり、ひとつずつ書いていきたいと思っています。

日本の小説を中心に読んできましたが、これからはもっといろいろな作品を読んでみたいです。

これぞ!という一冊がありましたら、ぜひ教えてください。

 

ちなみに私が今年これまでに読んだなかでおすすめのものは…

 

 

わたしのマトカ/片桐はいり

わたしのマトカ (幻冬舎文庫)

わたしのマトカ (幻冬舎文庫)

 

映画の撮影で訪れたフィンランドのことをはじめ、旅についてのエッセイを、女優の片桐はいりさんが独特の視点から書かれています。

紙面から片桐さん演じる「片桐はいり」の姿が浮かび上がってくるようで、お腹を抱えて笑いながら読みました。

 

 

灯台守の話/ジャネット・ウィンターソン

灯台守の話 (白水Uブックス175)

灯台守の話 (白水Uブックス175)

 

盲目の灯台守ピューと孤児の少女シルバー、二人の巡りあいから過去にも未来にも広がる物語。

お話の最後の三行に出会えて、本当によかったと思える小説でした。

 

 

抱擁、あるいはライスには塩を/江國香織 

 

毎年冬になると読み返すくらい、著者の『流しのしたの骨』が大好きなので、同じ家族ものということで手を伸ばしてみた一冊。

すべてを包みこんで建っている家というものの大きさと、そのなかで起こるどんな出来事も過ぎてしまえば等しく愛しいのだと、優しくせつなく語りかけてくれるようなお話でした。

 

これからどうぞよろしくお願いします。